消費者金融の歴史


サラ金から消費者金融に

かつては厳しい取立てもあった

消費者金融の原型ともいえる、業者による個人への小口融資はかなり古くからおこなわれていたようです。現在の大手消費者金融業社の多くが、1960年代もしくは70年代に営業をはじめていることから、このころから消費者金融の歴史がスタートしたのは間違いなさそうです。当時は法律による整備がなされておらず、かなり高金利で融資がおこなわれていたといいます。また、取立ても非常に厳しくおこなわれていたそうです。
現在でも、消費者金融のいき過ぎた取立て行為が世間を騒がせることがありますが、以前と比べれば、状況はかなり改善しているものと思われます。


ネガティブなイメージ

1970年代には「サラ金地獄」という言葉が一般に広く知れ渡るようになりました。人権を無視したかのような取立て行為や業者の不正をマスコミが何度も取り上げ、業界のイメージは大きく低下しました。
このころの影響か、当時と比べて業界がかなり健全化している現在でも、消費者金融業者に対してネガティブなイメージを持つ人は少なくありません。
しかし、そのようなネガティブなイメージを持たれながらも、消費者金融業者が着実に利益を上げ、成長し続けていたことを考えると、やはり現代社会にとって、必要とされる存在であるのは間違いないのでしょう。


イメージの改善

非常にマイナスなイメージを背負ってしまった消費者金融業者は、1980年代ごろから、業界の健全化に力を入れるようになりました。イメージの良し悪しは利用者の数に直結する要素ですから、業者にとっては死活問題です。イメージの改善を考えるのは当然といえるでしょう。いき過ぎた取立てを防止するため、法律による整備などもおこなわれましたが、イメージの改善に特に大きな効果を発揮したのが、テレビをはじめとする広告戦略です。
チワワが登場するアイフルのCMや、女性グループがダンスを披露する武富士のCMなど、個性的なものが数多く放映され、イメージアップにつながりました。
広告はテレビだけではありません。街には消費者金融の看板がいくつも掲げられていますし、今では他業界でも当たり前のようになっている街角でのポケットティッシュ配布による宣伝方法も、消費者金融業者が考え出したものだといわれています。
また、ネガティブなイメージを喚起する「サラ金」という名称の変更にも、業者は力を入れました。今でもサラ金という言葉が使われることがありますが、消費者金融という名称が一般的になってきています。