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幾度も変わった上限金利

上限金利が100%超だったことも

消費者金融の金利は、法律によって上限が定められていますが、この上限金利は現在にいたるまで何度も変更されています。
上限金利の絶対的な基準ともいえる出資法が制定されたのが1954年。このときに定められた上限金利は109.5%で、現在から見れば信じられないほどの高金利です。109.5%の金利で仮に50万円借りたとすると、1ヶ月分の利用でも、4万5000円もの利息を払うことになってしまいます。
その後金利が見直され、1983年に73%、56年に54.75%、91年に40.004%と、徐々に出資法の上限が引き下げられました。
1990年代に入ったころから、消費者金融の知名度は急上昇します。テレビCMなども頻繁に流されるようになりました。1990年代といえば、バブルが崩壊したころですが、業者の業績は非常に好調だったようです。景気の悪化に伴って、消費者金融の利用者が増加したのでしょう。


現在の上限金利は30%弱

2007年の今、出資法で定められている上限金利は29.2%となっています。1954年の上限金利、109.5%と比べると、4分の1近くまで引き下げられたことになります。2007年3月現在、消費者金融業者の多くは、出資法に従って29.2%近い金利で営業をおこなっています。
消費者金融の金利は、今後さらに下がることが確定しています。2006年に出資法が改正され、2009年をめどに、20%が上限金利となることが決まったのです。


上限金利を下げる理由

消費者金融の上限金利は何度も見直され、引き下げられていますが、それはどうしてでしょうか。最も大きな原因として考えられるのが、利用者の負担を減らすということです。多重債務者の問題は消費者金融とは切っても切れない関係にあり、なかなか解決しません。金利を低くすれば、それだけ利用者の返済額は減るわけですから、多重債務者救済の効果はあるでしょう。また、消費者金融業者が非常に大きな利益を上げていたことも、関係があるのかもしれません。いずれにしても金利が下がるというのは、利用者にとっては喜ばしいことです。
なお、これまで幾度も上限金利が変わってきたことを考えれば、今回の金利引き下げで20%が上限になったあと、さらに引き下げられる日がくる可能性も十分あるでしょう。