多重債務者が狙われやすい
悪徳業者は、広告を掲載したり、お金に困っていそうな人に電話をかけたりメールを送りつけたりして、ターゲットをワナにはめようとします。では悪徳業者はどのような人に電話をかけるのでしょうか?
もちろんやみくもに電話をかけているわけではありません。悪徳業者ということに気づかないであろう人、もしくは悪徳業者だということを承知の上でお金を借りてくれる可能性が高い人に狙いを定めて電話をかけているのです。
悪徳業者のターゲットになるのは、基本的に消費者金融を利用した経験がある人です。消費者金融を利用した経験がある人は、いいかえればお金に困った時期があったということですから、現在も融資を必要としている可能性は高いだろう、というわけです。また一度悪徳業者にひっかかってしまうと、電話番号などのデータが他業者に流れ、別の業者から接触されやすくなることがあります。
知らない消費者金融から電話やメール、DMなどがきた場合は、無視するのが無難でしょう。
自己破産者も格好のターゲット
自己破産をおこなった人は、悪徳金融のターゲットになりやすいといわれています。というのも自己破産者の情報は「官報」と呼ばれる政府の広報誌に掲載されるため、それをもとに悪徳業者が連絡を取ってくるのです。自己破産をおこなうと通常の金融機関ではまず借り入れは不可能になりますが、悪徳業者はそのことを逆手にとって、法外な高金利で融資を提案するというわけです。
一度自己破産すると、その後10年間は免責を受けられなくなりますから、悪徳業者にそそのかされて多大な債務を負ってしまうと、非常に厳しい事態に陥ってしまいます。くれぐれも注意してください。自己破産をおこなう際は、しばらくキャッシングをおこなわないという強い意志が必須です。自己破産したあと、万が一融資の誘いがあった場合には、きっぱりと断ってください。
消費者金融を利用していない人も…
悪徳業者がターゲットにするのは、消費者金融の利用経験を持つ人が多いのですが、キャッシング未経験者も安全というわけではありません。不意に悪徳業者の魔の手が忍び寄ることがあるのです。たとえば、ある日銀行口座に見覚えのない小額の入金があったとしたら、あなたはどうするでしょうか。実はこれも悪徳業者の手口のひとつで、押し貸しと呼ばれるもの。押し売りの消費者金融版とでもいうべきもので、何の連絡もなくいきなり銀行口座にお金を振り込み、高額の利息を要求するのです。
押し貸しに限ったことではないのですが、消費者金融の利用経験がないのに悪徳業者からコンタクトがある、という事例がまれにあるようですので、不意の事態にも慎重に対応する必要があります。押し貸しの対処法としては、振り込まれたお金に手をつけず、銀行に問い合わせたり、利息をつけずにそのまま返したり、もしくは警察に相談する、というのが適切でしょう。
なお、本人に消費者金融の利用経験がなくても、配偶者が過去にキャッシングを利用した経験がある、というケースも考えられます。いずれにしても業者からのコンタクトがあった場合は十二分に注意が必要です。





